2013年10月24日

千本県営林自然情報3(ハナカタバミ)

千本県営林にはたくさんの植物が生育していますが、
本来日本に自生しない植物も数多く自生状態で野生化しています。

このような植物を帰化植物と言いますが、今回紹介するのはハナカタバミという植物で、
園芸用に導入されたものが逃げ出して松林内で生育しているものです。

ハナカタバミは南アフリカ原産で江戸時代の終わりころ観賞用に渡来し
今では日本各地に野生化しています。

10.14西間門・ハナカタバミ1.jpg

10.14西間門・ハナカタバミ2.jpg

千本県営林では東間門から西浜町にかけての松林に多く見られますが、
この近辺には林内にアロエやランタナなど人の手で植えられたと思われる

園芸植物があることから、このハナカタバミもあるいは初めは植えられたものかもしれません。
カタバミの仲間は近年沢山の種類が園芸用に導入されていますが、

オオキバナカタバミやイモカタバミなど数種が帰化植物として知られています。
新しい球根(正確には塊根)は食べられると言いますが、私はまだ食べたことはありません。

余談ですが、千本県営林の中には周辺の方々が庭の草取りや不要になった鉢の
中身を捨てる方もいます。

このように千本県営林には捨てられた園芸植物が野生化して生育している例が沢山あります。
今から20年以上前のことですが、片浜小学校西の歩道橋の下で見慣れない葉をした植物を見つけました。

正体がどうしてもわからなかつたので何度か訪ねているうちに花が咲いて、
それがアルストロメリアであることが分かりました。

アルストロメリアは当時とてしはまだ珍しい切り花だったので、とても驚いた記憶があります。
この植物も今では各地で野生化しているのを目にします。

posted by あしたかりん at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 愛鷹山森林組合より | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月07日

千本県営林の樹木(樹皮で見分ける)

千本県営林にはクロマツだけでなく沢山の広葉樹も生育しています。
特に、西間門、小諏訪、大諏訪には広葉樹が多く見られます。

ジョギングコースを歩きながら観察してみると
それぞれの樹木の樹皮の様子が異なることに気が付きます。

すごく特徴的な種類がカゴノキです。
樹皮が写真のように鹿の子斑に剥がれるところから

カゴノキ(鹿仔の木)あるいはコガノキ(仔鹿の木)と呼ばれると言われます。
10.7カゴノキ・樹皮1.jpg

その他、肌が白っぽくてすべすべしているのがクロガネモチ        
10.7クロガネモチ・樹皮.jpg

ヤブニッケイは逆に肌が黒っぽい色をしています。
10.7ヤブニッケイ・樹皮.jpg

また、クスノキやハゼノキは縦に短く皺が入ります。
クスノキ
10.7クスノキ・樹皮.jpg


ハゼノキ
10.7ハゼノキ・樹皮.jpg


樹皮を観察しながら歩いて見るのも
千本県営林のまた違った楽しみ方と言えるかもしれません。













posted by あしたかりん at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年09月28日

千本県営林自然情報1

千本県営林ではヒガンバナが見ごろになっています。

9.18松長・ヒガンバナ2.jpg

昨日あたりから朝晩ずいぶん涼しくなりました。
千本県営林では9月16日ころからヒガンバナがぽつぽつと咲き始め、

9.18松長・ヒガンバナ・4咲き始め.jpg

お彼岸の23日ごろには大分目立つようになりました。
それにしても秋のお彼岸を決して忘れずに咲きだすヒガンバナはすごいと思います。

気温や日照の変化を植物体全体で敏感に感じ取り、
季節を間違えず着実にお彼岸に咲きだすその能力には驚きを超えて畏敬の念すら覚えます。

ヒガンバナは全国に1000以上の方言名があるにも拘らず、古事記や日本書紀に登場しないこと、
また、田のあぜなど人里に近い場所に生育することなどから、

稲作とともに我が国に渡来した史前帰化植物と言われています。
球根はアルカロイドを含み猛毒がありますが、摺りおろして何日も水に曝せば食用になるといわれ、

不作の年にはこれを救荒植物として利用するため、
稲作に随伴して渡来したのではないかと考えられているようです。

また、日本のヒガンバナは全て3倍体であることも
日本に自生したものでないことの傍証となっているようです。

3倍体であることから、種子はできません。
繁殖は分球による栄養繁殖というわけですが、

一つの球根からあれだけの群落が形成されるのに
一体どれだけの年月がかかっているのでしょうか。

ところで、ヒガンバナより少し早く夏の終わりと秋の気配を告げる花があります。
ツルボです。
9.17千本街道危険木完了ほか 003.jpg


9.17原・ツルボ2.jpg

9.17原・ツルボ3.jpg

この花も県営林内には至る所で見られます。























posted by あしたかりん at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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